洗脳されたFF3の主人公たち

ルーネス
アルク
レフィア
イングズ
クリスタルに導かれ、光の戦士となったルーネス、アルクゥ、レフィア、イングズが後述の弱さを第三者に付け込まれ、暗黒面に堕ちた姿。
漆黒の翼と角が特徴で、下半身は魚に変化する。

命の束縛から逃れようと自ら魔王となり、闇の力で世界を滅ぼそうと企むザンデを止めるため、元同期のドーガとウネはエウレカの鍵を作って世界の命運をルーネス達に託すと決意する。

そんな事、できない!
鍵を完全なものにする為心を鬼にするドーガとウネだが、ルーネス達は2人と戦うことを躊躇う。
しかし、最終決戦の道を開く鍵を作るには、2人と戦うことで解放されるエネルギーが必要だった。ルーネス達は戦いを拒む*1も、ドーガとウネは魔物と化して彼らに襲い掛かった。

ドーガとウネによる戦いを躊躇ったルーネス、アルクゥ、レフィア、イングズには微かな悪心が芽生えかかる。戦い以外で解決しようとする姿勢。それこそが光の戦士にあってはならない邪な心だったのだ。

光の戦士にあってはならない邪心が芽生えかかったルーネス達は、暗黒面に堕ちた姿に変貌してしまう。
そこを第三者に付け入られ、ルーネス達は暗黒面に堕ちてしまう。

最初は仲間だったけど、途中から裏切って敵対するのもRPGでは定番だが、ドーガとウネがルーネス一行と敵対したのは裏切ったからではなく、命を懸けて希望を繋ごうとしていたからだった。
それに対してルーネス達は仲間同士で戦うことを躊躇い、辛いからと避けていた。このような弱さを持ち合わせている光の戦士が主人公として登場するのは歴代でも類を見ないケースであり、初代FFとバッツ一行は辛い事や悲しい事があっても弱音をほとんど吐かなかったのに対して、ルーネス一行は辛い事があると弱音を吐きやすい傾向があった。

ドーガとウネは己の命と引き換えに希望を繋ごうとしていたにも関わらず、戦いを躊躇ったりそれ以外で解決しようとするのは世界がどうなってもいいと考えているのと変わらない。
下手をすればサラ姫やトパパ達と死別し、エンディングで彼らが孤立する最悪な結末を迎えることもあり得る。
また、FFシリーズの後輩から疎まれる危険性もあり、特にパロムとリディア*2は弱虫な人に対して辛く当たる傾向があり、戦いを躊躇うルーネス達に喝を入れるし、ライトニングならルーネス達に怒り「辛いからと自分に甘くなるな」とビンタで一喝していた。

*1:特にレフィアは辛いからと避けたり、自分に甘くなりがちな弱さも明白である数少ないヒロインであり、光の戦士となった女性キャラクターでも唯一である。

*2:ただし、リディア本人も作中で弱さを出す描写があり、エッジに対して「いい加減にして!これ以上死ぬのは嫌よ!」と泣き叫んだ。